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成長スパイラルを産む「社員・顧客・社会に愛される経営理念の作り方」

社長の胸中にある本当の不安

わたしの知り合いの方で現在製造業を経営されている40代中盤の二代目社長さんがいらっしゃいます。その方が久しぶりに先日相談に訪問くださり、今後の経営について話されました。そして色々話す中でこんな一言をポツリおっしゃいました。
 
 
 
 
「正直なところ、わたしは自分が社長として社員に認められているのか不安なのです…」
 
 
 
 
そして、続けてこう言われました。
 
 
 
「これからはもっと自分が思いを伝えていかなくては。一体どうしたら、今の社員やこれから入社する社員に愛されるような経営理念ができるのでしょうか?」
 
 
 
 
という質問でした。
 
 
皆さんはこれを聞いてどう思われますか?
 
 
 
 
この社長さんの気持ちがよく分かる!と共感した方もいらっしゃるかもしれないですし、よく分からないなと思った方もいらっしゃるかもしれません。
 
 
 
いずれにしても、
社員やお客様、社会に愛される経営理念を作ろうと思った時、まず最初にすることはどんなことでしょうか?
 
 
 
 
 

自分を知ることで愛される理念が見えてくる

 
それはずばり、まずはあなたが一番大切に思っている考え方や価値観を明確にすることです。
 
 
 
 
そもそも
経営理念とは会社の存在する目的でありミッションです。
それはそのまま社長自身が何の為に経営するのかというという問いかけの答えでもあります。
 
 
なので、
社長自身が一番大切な思いを明らかにすることが、最も重要です。
 
 
 
それが明確になって初めて、誰のどんな役に立つのかという他者目線から視点が見えてきます。愛される経営理念を作りたいのであれば、まずはあなたの「愛」の定義を明確にしなくてはなりません。
 
 
 
 
そうすることで、会社の本当の理想とする未来像が明確になっていきます。
 
 
 
 
ですが、ですがです。
社長が大切にしている考え方や価値観からくる「自分の信念」がそもそもわからないという方が多くいらっしゃいます。実際私のところに来られる社長さんは、そんな方がほとんどです。
 
 
 
 
 
例えば経営経験が浅く、目先の収益を上げること優先で自転車操業的にやってこられた創業者の方。または先代の会社のそのまま受け継いてしまった後継者の方です。
 
 
 
 
そういった方は、今まで自分と対話する機会を持ってこなかった、あるいは持つ余裕がなかったのだと思います。
そして、かつてはわたしもそうでした。
 
 
 
 
そういう社長さんは、実は自分の内面に自信が持てなかったりします。本当は経営をうまくやっていける自信がない」「いつも迷っている」と言われます。だからこそ「もっと実績を出して認められたい。求められたい」と葛藤するのです。その結果、自分の経営に集中できず社員の目や対外的な見え方ばかりを気にしたりするのかもしれません。
 
 
 
 
誰かに自分の事が見透かされないか?と常に不安を持っています。
 
 
 
 
でも、
でも、安心してください(笑)
 
 
 
 
自分には信念がないと思っているあなたも実は、あなたには列記とした確固たる信念があります。
 
社長自信身がそれに気づいていないだけなのです。
 
 
 
 
 
自分が気づいていない信念を知ることができたなら、
本当の意味で愛されるべき人から愛されるべき本物の経営理念をつくることができます。
 
 
 
 
 
信念がわかれば、今までどこか上滑りしていた経営手法やなかなか伝わらないと思っていことが嘘のように腹から伝えることができるようになり、損得や感情で振り回されない一貫性をもった社長としてカリスマ性を発揮することができるようになります。
 
 

なぜ自分の信念を明確にすることが大切なのか?

それは
あなたの情熱や本気さないと、社員は社長を見透かしてしまうからです。
 
 
 
 
ただ上辺だけの格好いい経営理念は、社長の魂から出てきたものでない為、なぜその経営理念なのかおそらく突っ込まれたら納得が得られるように答えられないでしょう。
 
 
 
理念を語るときはそれなりに一貫して「なるほどもっともだな!」と思わせる「何か」が必要だからです。それは、社長自らの原体験からくる不動な価値観・考え方です。
 
 
 
 
たとえ頑固だと思われたとしても、確固たるものが自分の中にあるかどうか、覚悟と姿勢がまず問われます。強い信念からくる理念は、相手に対する響き方の深さが違ってくるからです。
 
 
 
 
事実、わたしのところにくる社長さんで自分との対話に打ち勝って見事見出したものは、どんないやらしい質問を投げかけたとしてもうろたえることなく自分の腹の話すことができます。なぜなら本人が深く腑に落ちているのからです。
 
 
 
何より
自分の信念を確信することは、何よりありのままの自分を承認する事でもあります。過去も含め承認できる事でまず自分自身の在り方が整って、決してブレない軸ができます。そうすることで、他者に対する何となく感じていたやましさがなくなります。つまり社員や取引先の評価に依存しない堂々とした立ち振舞いができるようになるのです。
 
 

自分の信念を愛される経営理念に変身させる秘策とは?

自分の信念を明確にし自分の「愛」の定義が明確にした後にやるべき大切なポイントがもう一つあります。
 
 
 
それは
社員、顧客、取引先、地域や世の中、
 
 
 
それぞれの対象を一つ一つ分けて考えることであるべき経営理念が見えてきます。
具体的には各々の対象者に応じて、あなたの信念を実現を通じてどんな役に立つのか?それを実現することでどんな未来が待っているのかを明らかにしていくことです。
 
 
 
最終的には会社は何を目指すのか。「究極のゴール」を定めます。
 
 
 
 
つまり、
理念を聞く相手は、社長の信念が自分にとってどんな利益をもたらすのか。組織や社会のどんな問題を解決するのか。
自分はどんな役割を果たせばいいのか?それを知ることで社長の言葉がはじめてリアリティを持ってくるからです。
 
 
 
 
自分の信念と、その実現により誰のどんな役に立つのか?どんな価値があるのか?どんな未来が見えるのか?
最終的に何を目指すのか?
 
 
 
これらがセットになって、初めてあなたがのぞむ「愛される経営理念」の土台ができるでしょう。
 
 
 
 
いかがでしょうか?
 
 
 
 
最後にもう一度、ステップでおさらいしますね!
 
 

「社員・顧客・社会に愛される経営理念の作り方」4つのステップ

 
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【ステップ1】
自分と対話して、現在まで大切にしてきた考え方・価値観を明確にする。
 
【ステップ2】
ステップ2で明確にしたものを深く掘り下げることで自分の信念を明確にする。
 
【ステップ3】
ステップ3の信念は誰のどんな役に立つのか。社員、顧客、社会でそれぞれ書き出す。
 
【ステップ4】
ステップ3を実現すると世の中はどんな未来になるのか?究極のゴールを明確にする。

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まとめると以上のようなステップです。
 
 
 
 
これらは実際に自分一人でやろうとすると、相当なエネルギーを要しますよね。。
 
 
 
 

特に自分と対話する機会を持ってこられなかった方は、とてもしんどい作業かと思います。

 
 
 
ですが!
 
 
 
 
 
ステップ1の自分の信念を明確にするだけで経営理念もグンと作りやすくなります。なぜならここは経営理念の根幹となる部分だからです。いくらさらっときれいな言葉を並べ作ったところで、実践に使える経営理念になるかどうかは社長の本物の本気か込められているかどうかです。どう結局周囲には本物なものしか深く伝わりません。
 
 
 
 
 
 
 
もし今の周りから信頼を得られるかどうかの不安を消し去り、会社経営を良くしたいと本気で思われるのであれば、このような本物の経営理念をつくることをおすすめします。そして作った経営理念を実践することで本当に必要な人材を集め、長期にわたり会社も自分も同時に成長するスパイラルをもたらすことができるようになります。
 
 
 
 
 
 
ぜひこの機会に「社員・顧客・社会に愛される経営理念」作ってみませんか?
 
 
 
 
 
 
今日は以上です。
読んでいただき、ありがとうございました。

 
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共にビジョンを実現したいという同志・仲間が集まる
■深く腑に落ちる経営理念作成

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