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社員に思いが自然に伝わるたった一つのポイントとは?

あなたの思いに共感し共にビジョンを実現したいという同志・仲間を集めたいという経営者にとって、思いがなかなか伝わらないという悩みを抱えている方も多いかもしれません。
 
 
「伝える」というキーワードは書籍でもノウハウ・ハウツー的なう要素が出回っていますが、実際のところテクニックに走れば走るほどうまくいかないジレンマを抱えるケースも多く見られます。
 
 
理想は表面的なテクニックではなく経営者の日々の言動が自然に社員や取引先に伝わっていく事だと思います。
意図的に伝える」のではなく自然に伝わることが大切です。
 
 
ではどうやったら「自然に伝わる」ことができるようになるのでしょうか?
 
 
 
 
結論から言うとそれは
自分自身を知り、客観的に捉えるという事だと思います。
 
 
「自分の信じている事や目指す理想が具体的にどういうものなのか」ということを俯瞰して観ることが出来ているのとそうでないのとでは社員や取引先に伝わる深さが全く異なってきます。
 
 
なぜなら本当の意味で自分自身を知らないと、自分と他者の目線の違いをイメージできないからです。
例えばあなた自身の思いと会社の経営理念がどう関係しているのかをうまく紐づけられなかったり、経営ビジョン実現することがが社員の未来にどう関係していく事になるのか、社員目線になって伝えるといったことが難しいと感じるのです。
 
 
「それもテクニックではないか」と思われるかもしれませんが、そうではありません。
 
 
そもそも相手目線に立てるということの本質は、相手の価値観や感情、考え方に自分とどんな違いがあるかということを明確に掴むことです。
 
 
それができていないと、
 
 
 
「僕はこの会社をこうしていきたい。こう思うんです。皆さん賛同してくれませんか?」
 
 
というような伝え方をしてしまう。
いわゆる自分の考えや思いをあまりにダイレクトに伝えすぎて相手に選択肢を与えないような語り口になってしまうのです。
 
 
 
その経営者が自分そのものを知らないと、相手と自分を同一視してしまい伝え方も自分目線になってしまいがちです。これはある意味押し付け的な考え方かもしれません。本人は気づかず自分の意見が正しいと思い込んで
 
 
「わかってくれるはず」
「なんとかわかってくれ!!」
 
という意識になってしまうのです。
 
 
もちろんそれで伝わる経営者さんもいます。
おそらく自分の思いだけでも伝わるのは社員との信頼関係の土壌がしっかりと構築されている会社の経営者さんだと思います。
 
 
実は社員や取引先に対し、本当に伝えなければいけないのはあなたの思いそのものではなくその思いの背景にあるものです。つまりあなたという人間からにじみ出る体験や経験、歴史です。自分がどんな人間であるかを知り、なおかつ相手の事が本当の意味で深く理解することができれば、自分と他者との違いを自ずと理解できるようになるでしょう。
 
 
もしそれが出来るならば自ずとビジョンの伝え方も違ってくるでしょう。例えば
 
 
「世の中にはこんな考え方や風潮があるし時代はこれからこう変わっていくけど、僕自身はこういう考え方やこういう未来を信じているよ。なぜなら僕はこういった背景経験を持っているからだ。君たちの中にはこういう考え方やこんな思いもあるかもしれないけど、もし皆さんが賛同してくれるならそういう考えや思いを持った僕の経営する会社はこうなっていくよ。こうしていきたいよ。こうしませんか?」
 
 
というような語り方になってくると思います。
 
 
では、本当の自分を知る為に実際どうすればいいのでしょうか?
 
 
 
普段私のところには多くの経営者がいらっしゃるのですが、その方の本当の姿をあぶり出すために私は実に様々な質問を投げかけます。
 
 
 
その方の信じているものがどこにあるのか?どこからくるものなのか?
あなたの思考や理想は生まれ持ったものなのか、それとも生きている中での経験で培われたものなのか?
小さい頃の環境で与えられた影響なのか?
などです。
 
 
これは今形づくられているあなた自身はどこからくるものなのか本質的な要因を探りあなた本人が「なるほど、だからなのか!」と明確な理由や背景として繋げられるようにするためです。
 
 
つまり「その人の一貫性を見いだす」のです
 
 
この質問プロセスを徹底して繰り返すことで、自然に自分の事が整理され自分で自分の事が腑に落ちてくるのです。その結果、ブレや迷いがなくなり本当に目指すべき理想が見えてきます。
 
 
自分自身が何者なのかを客観的に知る事ができるようになると、周りから思いもよらない問いのパスが投げかけられても自分なりの回答がすべて答えられようになってきます。
 
 
問いの答えが素晴らしい模範的なものであるとか正しいか間違っているとかが大事なのではなく、この人の言っていることってなんかいつも一貫性あるなあと思われて「この経営者はなにか信じられるな」って相手が勝手に思うようになる事です。
 
 
つまりこれが「自然に伝わる」という事だと思います。
 
 
これは社員に対してだけなく信頼関係を持つべき全ての他者・・取引先や提携先、融資を受ける銀行や株主、ひいてはご自分の家族でも同じ事のはずです。
 
 
 
 
社員に思いが伝わらない、伝えられない。小手先のテクニックでは無理だと感じられている方は、まずは本当の自分を知り客観的に捉えることから初めてみてはいかがでしょうか?

 
 

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